触覚ハッカソン Shock-a-thon 2014

提供素材1
TECHTILE toolkit

PDF資料

慶應義塾大学 南澤 孝太 先生

説明

「テクタイルツールキット」は、触感を用いた表現のためのラピッドプロトタイピングツールです。研究者・技術者のみならず、デザイナー・アーティスト・教育者・学生・子供など、前提知識なしに誰でも手軽に触感を使った作品やシステムを試作することができます。触感の記録と再生に音響信号を用いることで、既存のプラットフォームをそのまま活用して触感の取得・編集・伝送が行なえます。

基本的なお勧めの使い方と+αの拡張した使い方

(LEVEL 1)

触感のリアルタイム伝送.触感をマイクで取り,リアルタイムにアクチュエータに送ります.デバイスのみで完結.パソコン不要.プログラミング不要.

(LEVEL 2)

触感をマイクで「録触」し,再生します.Audacityなどの録音ツールがあればOK.あるいはQuicktime Proなどで,「録画+録触」すれば,触覚付きムービーを作成可能.ここまではプログラミング不要です.

(LEVEL 3)

触感を編集するには,音の編集ツール,例えば Max や Puredata などを使います.周波数フィルタや,エフェクタをかけることで,触感を元とは違うものに変質させることができます.リアルタイムにエフェクトを掛けたり,予め記録しておいたWAVファイルを読み込んで出力したり.

(LEVEL 4)

インタラクティブな触感再生を行うには,Maxでセンサデータを読み込んで「触感」の再生を行うか,Unityの効果音の再生機能を使うのがオススメです.予め様々な触感を「録触」しておき,WAVファイルなどにしておいて,UnityやMaxで「効果音」として再生し,その音をtoolkitを経由して触感アクチュエータに送ります.1台のツールキットで2chまで再生可能.

(OPTION 1)

多入力多出力.ツールキット1台で2chまで利用可能だが,複数セット使えば多chになる.ただし全体の数は限られているので,2セット(=4ch)程度に抑えていただいたほうがbetter.

(OPTION 2)

大きな振動子.床を震わせて,足裏などに触感を出せる高出力のもの.2つ使って左右の足裏に出すなど.標準キットの振動子だと,手には良いが,足やおしりなどに出すには弱いので,こちらが必要.

(OPTION 3)

無線の振動子.出力は少し弱いですが,無線で送れるもの.身体に装着したりポータブルデバイスにするときに役立つ.現在試作中.いまのところ8月2日には間に合う予定.

提供できるデバイスの形態と提供可能台数(個数)

10セット程度

いつ頃までに該当チームと協議をしておきたいか(締切日時)

OPTIONを使う場合は,遅くとも1週間前(7/26).できればもう少し早め.