触覚ハッカソン Shock-a-thon 2014

提供素材5
振動刺激を用いた疑似力覚呈示 Vib−Touch

PDF資料

東北大学 昆陽 雅司 先生

説明

Vib-Touchは振動刺激だけで摩擦感や抵抗感などの疑似的な力覚を生成する技術です.1つの振動子だけで実装できるので,スマホなどの携帯情報端末や,ジェスチャインタフェースなどに利用できます.

基本的なお勧めの使い方と+αの拡張した使い方

Vib-Touchが提供する基本機能は,

  1. 摩擦感(連続的に変化)
  2. 弾性感(変位に比例した抵抗)
  3. 粘性感(速度に比例した抵抗)
  4. 慣性感(加速度に比例した抵抗)
  5. 衝突感(クリック感,エッジ感など基本セットを用意しています)

です.摩擦感をうまく利用すると膨らんだ物体などの形状感も表現することができます.利用するコツは,変位,速度,加速などの運動情報をうまく作ることです.

提供する基本セットはLeapMotionによるジェスチャ入力とリストバンド型振動子の組み合わせになります.

プログラムは次の3つのコンポーネントで実装されています.

(1) Leap Motionによるジェスチャ取得(VisualStudio C++)
(2) 映像表示と,イベント判定,触感選択(Processing)
(3) 振動波形生成(マイコン,C言語)

基本的に参加者に開発してもらうのは(2)のみです.いくつかサンプルプログラムを提供します.(1)はLeap Motionに詳しい方は自由にいじってもらっても結構です.(3)は調整は不要ですが,特殊な対応が必要な場合は,サポートメンバが対応します.データの流れは(1) → (2) → (3)となっており,すべてソケット通信で実装しています.(3)へのプロトコルは公開しますので,(1) → (2)の部分をUnitiyなど独自の環境で実装することも可能です.初心者の方は,Processingの予習をしてきて下さい.

提供できるデバイスの形態と提供可能台数(個数)

最大3セット

いつ頃までに該当チームと協議をしておきたいか(締切日時)

7/27までにご連絡下さい.もっと早い方がベターです.